築4年の戸建てを売却し、私(妻)の実家を完全分離二世帯住宅に建て替えることになった。
現在家の売却は済み、二世帯住宅の仕様もほぼ決まり、着工に向けて動き出している段階。
ここにくるまで1年2カ月。
実家の敷地調査から始まり、建て替えは可能なのか、建築会社選び、我が家の売却活動、夫の住宅ローン問題、実家の解体に伴って発生する問題などなど。
その間、建築士さんとの契約直前でキャンセルをしてしまったり、家の売買契約の破棄があったり、私の父が脳卒中で倒れたり・・。トラブルだらけだった。
住み替えの選択に迷いが
長い長い道のりで毎日気が休まらず、自分で決めたことなのに逃げ出したかった。一向に前へ進まないし、一難去ってまた一難。
「もしかしてこれは、『住み替えるな!二世帯住宅はやめておけ!』というお告げなのでは?自分の選択が間違っているのではないか?今ならまだ後戻りできるよな。自分のわがままによって周りの人を巻き込んで最低だな。」
そんなことを考えながら鬱々とする日々。
初めて建てた家は小さいながらも愛着のある大好きな家となったし、土地も環境も本当に思い入れがあった。だから常に自分の選択に迷いがあり自信を持てなかった。
その一方で、なんやかんやで上手くいくと信じている自分もいた。これまでの人生を振り返ると、困難はありつつも最後には大体うまくいっていたから今回も絶対に大丈夫だろうと。
課題がたくさんあって一筋縄ではいかないことも覚悟していたし。
それなのに、その気持ちを全て消し去るぐらいうまくいかない。
進展があるまでただただ待つしかなく自分だけの行動でどうにかできる問題ではないし、全ての行動が裏目にでていたりもして。
一歩進んで二歩下がるような状態が続いてめちゃくちゃしんどかった(現在進行形で、楽しくはない)。
夫がいなければ投げ出していたと思う。
住み替えの理由
住み替えの理由は色々とある。
でも結局は私のわがままというか、県外にある私の地元へ戻りたいという気持ちを抑えられなかった。
もともと私の地元でも土地探しをしていたけど、地方だから夫の転職先が見つからない。条件に合う土地も出てこないし、義実家への想いなどもあった。
そんなこんなであの時に私の地元へ引っ越して家を建てることは現実的でなく。様々な経緯があるけど、当時住んでいた地域に永住するつもりでマイホームを建てた。
コロナ禍を経て暮らしの変化、将来について考え始める
そして築3年半経つころ、コロナ禍を経て生活が大きく変化していった。たった4年でこんなにも世界が変わるものかと思う。
将来設計をしていくうちに夫婦お互いがワクワクすることを選ぼうという話になった。
私は実家の土地でやりたいことがあり、夫も賛同してくれた。
夫はこの間でスキルアップに努めてくれたのもあり、地方での仕事問題はクリアできそう。
住み替えるにはこのタイミングしかないと思い、少しずつ動き始めた。
当初は二世帯住宅の予定はなく・・
余談だけど、当初は二世帯住宅ではなく親の敷地内に私たち夫婦が住む小さい平屋を建てるつもりでいた。
それが敷地の問題で無理だと判明し、結果的に二世帯住宅への建て替えという流れとなった。だから建築費用は当初想定していた倍以上。
2,000万ぐらいで小さい平屋を建てたいな~なんて考えていたのが甘かったなと思う。物価高騰、建築費の爆上がりでとんでもない費用だ。
「こんなことになるなら最初から私の地元に引っ越しておけば良かったのかも。そしたらこんなにお金がかかることもなかったのに・・」
そんな今更な想いがフワッとよぎったりもする。
でもあの家を建てて4年半住んだことに後悔はなく、この期間があったからこそ今があるのは間違いない。
おわり
動き始めて1年2カ月、最難関の問題であった住宅ローン審査が無事承認された。ようやく心が軽くなった。
とはいえまだまだこれから。家が完成するまでは気を引き締めていきたいところ。